5日目。
朝から宿の近くのラーメン屋に行く。
マジでうまい。何度も言うが今回の奄美遠征は「食」へちゃんとこだわっていたので採集以外の部分での楽しみが多く、いろんな意味で充実していた。
ラーメン「きんぐす豚」さん。
名瀬市内にあるので是非奄美に行かれた際は食べてみてください!
少しバテ気味の体にしみわたるぜ!!
昼過ぎからは龍郷町のビーチへ。
自分は泳ぎ、Mはビーチコーミングに勤しむ。
水温もちょうどよく、クマノミやモンガラハギ、ブダイ系のなにかやルリスズメダイなど、見ていて飽きない。
ガンガゼやウミヘビも確認できたので少し怖かったが。
その後、ビーチコーミングをMと一緒にする。
夏の南国、青い海、晴れ渡る空、横にいるのは水着美女…ではなく潮風と連日の昆虫採集でくたびれた♂24歳であった。
ビーチコーミングの方はタカラガイがそこそこ確認できたので満足。
その後、お土産をかうためにビッグⅡに行き、アイスをたべる。
味忘れたが美味かった。
土産もそろい、やることもなくなったので宿の近くのビーチで再度ビーチコーミング。
アダンの木が南国感を感じさせる。
ビーチコーミング第二弾!
見つかるタカラガイ系は「キイロダカラ」「ハナビラダカラ」「ハナマルユキ」がメイン。
貝の種類は鳥羽水族館公式HPでチェックしました。
ギャラリー | 鳥羽水族館公式ホームページ (aquarium.co.jp)
ハナマルユキが一番きれいだがあまり見つからないので宿に帰ったところ、駐車場に落ちていた。おそらく誰かが捨てたのだろう。灯台下暗し。
まあいい感じに時間も潰せたので夜ごはんに向かう。
今日は最後の夜ということもあり、トラップ回収とミカン畑散策を行う予定。そのため体力を使うので何か精力のつくものを食べようとようということになりうなぎ屋へ。
訪れたのは奄美市内にある老舗のうなぎ屋さん「三昌亭」さん。
ウナ肝の刺身(ゆでてあります)
うなぎの白焼き 個人的に一番好き
うな丼セット 炭火焼なのでこげの部分もうまい!
どんだけ贅沢すんねん。
でも本当においしかったです。
三昌亭さんのHPはこちら
奄美大島の老舗うなぎ屋 三昌亭 -明治13年創業- (sanshoutei.com)
さて、店を出ると完全に日も落ちておりクワガタの時間だ。
今日は観光に来た一般人みたいなことしかしていないのでここから一気に採集モードに切り替える。
まずはトラップの回収へ。今回はミカン畑メインで採集していたためそこまでトラップを重視していなかったがコクワや70オーバーのノコが採れているので期待しながら回収していく。
中まで潜り込んでいるのでしっかり開けて確認する。
小さいスジブトやノコは森にお帰り頂き、コクワが入っていないか探す。
と、明らかにヒラタではない個体がもぞもぞしていた。
期待しながらバナナをあけると…
お前もうええて。
そこにいたのはシカのオスだった。触ったらだめですがこの場合は仕方ないので森にリリース。コクワ期待したのに。
結局、トラップでめぼしい個体はおらず、すべて回収したのちミカン畑へ。
個体数はトラップもそれなりにいたんだけどなあ…
ミカン畑に入り、木を見ていく。
本土と同じく、「いつも何かしらがいる木」や「樹液は出ているのに何もいない木」、「特定の種類ばかりいる木」など、特徴がある。
自分はその中で「いつもアマヒラがいる木」をまずは見てみる。
アマヒラのちびペアを確認し、裏に回ったところ、小さいメスがついていた。
羽にスジ、ドルクスこぶ。
アマミコクワですやん!やっと畑でルッキングで採れた。
幸先の良いスタートを切り、つぎの畑へ。
今日は昨日まで一緒だったTさんが徳之島へ渡られてしまったのでMと二人きりなのでやっぱりすこし怖い。
ひとりで夜の山行ける採集者さんてマジでえぐい。
一昨日コクワをみつけているミカン畑へ。
入って早々にMがペアを確保。オスの写真撮りたいから次見つけたら教えてーとか言って少し離れたところを散策しているとまたMが「おった~」と叫んでいる。
ピンボケだがオスのアマミコクワ
結局、このあとも自分はアマコのオスに出会えることはなかった…
まあ、♀見れたしいいか!
ちなみにMは本日もアマミコクワを2ペア採集しており、メスも30㎜オーバーのでかいやつを採っていた。
マジでなんで昨年まで採れなかったのかわからない。
畑を見終わり、この後どうするか迷ったが、もう我々には充分であった。
島に来る前に目標としていた
アマミノコギリ70オーバー複数採集
アマミヒラタ55オーバー
スジブトヒラタ60オーバー
アマミコクワペア
のすべてを達成していたからだ。
Mと固い握手を交わし、宿へ帰る。
本日採集したアマミコクワ。
真ん中のメスの存在感。
改めていい虫だと思った。
これにてすべての採集が終了。思い残すことはなく、ぐっすりと眠ることができた。
6日目、朝の便で大阪に帰還する。
このゲートをくぐると現実世界が待っている。
最高の5日間だった。ありがとう奄美大島。何回来ても最高の島だ。
5日目結果
アマヒラ、スジブト、アマヒラはスルー(いっぱい)
アマミコクワ×5 ♂×2 ♀×3