昨晩しっかり寝たおかげで朝から調子が良い。
朝風呂に入り、しっかり食事をとり、昨日とは別の山へ。
雨も止んでおり、地面は湿っていたが逆に歩きやすい。
前日同様、4人でそれぞれ分かれて山へ。
山に入ってすぐ、異常な程の割り跡の多さに気づく。
古いものもあれば、つい先日割られたようなものまである。ここも採集圧が高いか…と弱気になりかけるが、Sさんはそんな中でも採集されているので言い訳にはならない。
誰かの割りカスの手をつけていない箇所が気になり、斧を入れる。
食痕が現れ、追っていくと幼虫のケツが見えた。
顔を見てみると、コクワではなさそう。
だが、オオクワでもなさそう。ヒラタかノコか?(幼虫判定自信なさすぎ)
散策を続けていると、とんでもない材に出会った。
エノキのカワラ材で、3メートルほどはある。
しかも太さは大人の男性の胴回りほどはある。それが2本!
生えている場所も申し分なく、勝ちを確信した。
斧を入れると予想通りの白枯れ。
素晴らしい。
さあ早く食痕よ出ろ!!
出ない。
え、なんで?
↑実際に口から出てしまった。
こんなにいい材でなんでおらんの?
とりあえず満遍なく叩くが、オオクワはおろか他のクワガタの食痕が出る気配もない。
結局、かろうじてコクワ幼虫とメスの成虫が出たが、あまりにも寂しすぎる。
強烈なインパクトのある材でとれなかったので、正直ガックリきたが、気を取り直して別の山へ向かう。
途中、Mと合流して散策するが、Mもまだ結果は出ていないようだ。
しかも、Mはイノシシに遭遇したらしい。山の中に💩が固まって落ちてるところが何箇所かあったが、どうやらイノシシのものだったようだ。
1人の時に遭遇したらたまったもんじゃねえな。
14時をすぎ、残り時間も少なくなり焦りが見え始めた頃、Sさんから電話が。
Sさん「オオクワ、出たよ。初二齢だけど。」
マジかよSさん…強すぎるって…
結局、この後も粘ったが我々は採集できず、Sさんと Hと合流する。
M、 H、自分の3人はまたもやオオクワボーズだった。
あまりにとれないと、この山には居ないのか?と思うが実際にSさんは採集されている。
採集圧も言い訳にできない。
今回の遠征で確信に変わった。
我々にはまだ足りないものがある。
それが経験なのか歩く距離なのか、材の見極めなのか、何なのかわからない。
名人と呼ばれるような方々も、途方もない努力の末に名人と呼ばれる域に辿り着いたのだろう。きっと今回の我々のような経験を嫌と言うほどしてきたのだろう。
こんなのでへこたれているようではダメだ。
またリベンジする。
Sさんが出されたオオクワ幼虫の姿。
これに出会えるようになりてえ…
オオクワガタ材割採集(リベンジ編)
2日目結果
コクワ幼虫×13
ヒラタ幼虫×2
ヒラタ幼虫のみお土産としてキープ、他はリリース