三が日が終わり世間は平常運転に戻ったが、我々は休みがまだあるので今日もフィールドへ。
まず向かったのは金剛山。採集ではなく正月でなまった体を叩き直すために登山。金剛山頂付近には大阪府内では珍しいブナ林が広がっており、高山系の生物が生息している。
おそらくルリとかもいるのだろうが、動植物採集禁止のため観察のみ。
Hと登山道から山へ入っていく。
沢が流れており、非常に綺麗。
針葉樹林帯が続く。傾斜はかなりキツイ。
途中から広葉樹も混ざるようになってくる。しかし勾配がかなりキツく、息切れする。
山頂近くの様子。
霧が出ており、雪も降ってきた。平地とはかなり違う。
ほんの少し雪化粧。
大阪にもこんなところがあるのか。
大阪府最高地点らしい。
この辺りは広葉樹林で、ブナも点在していた。枯れ枝を拾ってみたがルリの産卵マークは無かった。
結局、かなりの時間と体力を消費してなんとか下山した。軽装備で行ったことを後悔した。
昼食後、幾分か体力も回復したため、午後の予定を決める。
前日も地元産ヒラタを採集していたが、もう一箇所思い入れの深いポイントがある。
コクワとカブトはかなりおり、ごくたまにヒラタがいるようなポイントである。樹液木も2.3本しかなく住宅街の中にある隔離された場所。
M、Hと共に中学生のとき、素手でヒラタを引っ張り出していた小さな林である。
そこのクヌギが何本かナラ枯れのため数年前に伐採されており、そろそろ発生木になっているような気がしたので行くことにした。
また、ここのヒラタはオスの内歯が消滅する、いわゆる「ギザ無し」が高確率で出現する。これが地理的なものなのか血統的なものなのかは不明。
ポイントに到着し、切り株の根本を掘っていると太い食痕が出現。なお掘り進めるとコロンと何かが転げ落ちる。
ヒラタのメスだった。
さらに食痕の先には大きめの幼虫が。
ヒラタで間違いない。
目的を達成したのでここで終了。
チビクワガタもたくさん出てきて、Hが持って帰ると言い出したのでそれもキープ。
ブリードするらしい。あほくさ。
2日連続の地元産ヒラタゲットを達成し、今年は上々の滑り出し?
本日の結果
成虫×1(メス)
幼虫×1
チビクワガタ
成虫×23(雌雄不明)