ざきの昆虫採集記

社会人になりました。更新サボらないよう頑張ります。

オオクワガタ材割遠征(リベンジ編)

二月の極寒期、一年の中でも特に寒いこの時期だが、我々の闘志は燃えていた。

先月惨敗を喫したオオクワガタにリベンジする機会が巡ってきたのだ。

 

メンバーは前回同様Sさん、M、H、自分の4人

前回は日帰りだったが、今回は泊まりがけのガチ遠征だ。

 

前回の敗北以後、何度もYouTubeや本などで情報収集を行い、装備もより強力なものを準備しリベンジへ。

 

早朝3時半に集合、目的地へ向かい車を走らせる。場所は四国。(まあ、大体何県のどのあたりか察しはつくと思いますが)

テンションはMAXで脳内シミュレーションも完璧だった…が、完璧とは程遠いものがあった。

天気である。

冬の瀬戸内海周辺は雨も少なく乾燥するはずだが、皮肉にも採集に行く3日前ごろからずっと雨で、当日も雨だった。

昨年11月の西表で雨の中山を歩くことがいかにキツイかを痛感していたので、正直ガン萎えしたが行くしかない。

 

目的地に着き、服を着替え各々山へ入る。

土砂降りではないが、絶妙に木々の間を縫って水滴が落ちてくる。

良さげな倒木があり、少し叩くがハズレ。

まあそんな簡単ではないわな。

 

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ひたすら歩き回り、良さげな木を見つけては少し叩き、また移動を繰り返す。

この時間ほど集中することはなかなかない。寒さも忘れ周りの音も聞こえなくなる。

それなりの距離を歩き、これはおるやろ!と思う材をチェックするが出会えないまま時間だけがすぎていく。

昼過ぎに一度集合することになっていたので、山を降りる。

他の3人の結果と幼虫判定タイムを行う。

俺のテイクアウトした二齢は3秒でコクワ判定を喰らい、MとHも結果は出ていないようだった。

 

しかし!!オオクワハンターSさんが前回に続き今回も実力を発揮する。

なんとSさんはオオクワの二齢を採集されていた。実際に幼虫の顔を見せてもらうと、たしかにコクワと比べると頭幅が大きく、濃い色をしている。

この山にもいるが、またもや取れなかった悔しさと忘れていた寒さが一気に襲ってきて、まだ半日しか動いていないのにどっと疲労がきた。

 

昼飯を食べ、別ポイントに移動する。

ここはメクレのあるクヌギやコナラが多く、木も太い。雰囲気は抜群だ。

また午前と同様、各々山中に散らばり散策していく。

 

ここは先行者が入っているようで、かなりの割り跡がある。

採集圧も高いが、とれると言うことの裏返しだろうとポジティブに捉え、材をチェックしていく。

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途中、いい感じの立ち枯れから幼虫が出たが、本命ではなかった。

別の立ち枯れでは硬い部分に走る食痕があったが、主はいなかった。

 

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雨も強くなり、集合時間が迫ってきたので山を降りることにした。

1日目が終わってしまった。

また敗北してしまった。M、 Hも同様で、初日はSさんが本命を採集された以外、特にめぼしい結果は出なかった。

 

 

 

 

とてつもない距離を歩き、疲労がピークに達していたため、宿に着き風呂に入るとすぐに眠気が来た。

カプセルホテルに泊まったので寝心地悪かったらどうしようと思っていたが、杞憂に終わった。

テレビが付いており、ご丁寧にアダルトチャンネルの案内まであったが、そんなのにも興味を示せないほど疲労しており、明日への期待と不安を抱きながら眠りについた。

 

 

 

オオクワガタ材割遠征(リベンジ編)

1日目結果

 

コクワ幼虫×6

ヒラタ幼虫×2

チビクワ成虫 いっぱい

 

幼虫判定のためキープしたコクワ幼虫×2以外リリース