4日目。
流石に疲れが出てきたので午前中はゆっくりし、夜から満を持してM,Tさん、自分の三人で夜のミカン畑へ。
今回はTさんが見つけてポイントへ連れていっていただく。
かなり運転したので疲れたw
ミカン畑へ入っても死骸のみで何もいない…
バカでかいナメクジやムカデなど気持ち悪い生き物が多い…
ふと、ミカンの根元を見るとクワガタが隙間に挟まっている!しかもかなりでかい。
数分間の格闘の末、引っ張り出したその個体はアマミヒラタだった!
Tさんも同じくらいの個体を採集されており、記念撮影。
アマミヒラタはなぜか大型個体に縁がなく、それなりに大きな個体に出会えたことがうれしかった。宿で計測すると65㎜あった。
次の畑へ向かう。
3人いると恐怖心がかなり薄れるのでいろんなところに行ける!
迷いなく夜の道を突き進むTさんに頼もしさを感じる。
次の畑に突入する。
ミカンの樹液の中に小さな顎が見えた。
遂にアマミコクワのオスきた!と思って手に取る。
???
一瞬、頭の中に疑問符があふれ出した。
こいつがミカン畑にいるということが想像できなかった。予期せぬ形で奄美のクワガタを新たに採集してしまった。
アマミネブトの♂
正直全く狙ってなかった。標本にしよう。
畑の中を散策していると、ガサガサと音がする。蛇がいた。
ハブかと思った。心臓縮んだ。
それなりに採集もしたので畑を出る。川が流れておりその際を歩く。三人とも道路まで出た頃にMが叫ぶ。
今のいま通ってきたその道に「ヤツ」がいた。
ホンハブではないがヒメハブがいた…
毒性はそんなに強くないとは言われているものの、自分たちが歩いてきた場所におり、こいつをまたいでいたと思うとぞっとした。
怖かった~などといいながらふと林道沿いの木を見ると樹液が出ており、穴の中にネブトが複数匹いた。
とりあえずもう一匹確保しTさんがキープ。
さらに散策を続け、今度はあのカエルに出会えた。
1年ぶりの再会だ。
アマミイシカワガエル
接近しても全然逃げないので超至近距離から撮影できた。
改めてみると超きれいだな。奄美の宝である。
でかいアマミヒラタとアマミネブト以外は特にめぼしい個体は取れなかった(Tさんがアマミコクワを1匹採集されていたが)ので宿に帰還。
奄美のメイン5種の♂で記念撮影。
かっこよすぎる。
明日で最終日。
トラップ回収とコクワを取ったミカン畑へ行き、有終の美を飾りたい。
4日目結果
アマミノコギリ いっぱい
スジブトヒラタ いっぱい
アマミヒラタ ♂×13 ♀×10
アマミコクワ ♂×1(Tさん採集)
アマミネブト ♂×2
(アマミシカ ♂×1 確認のみ)