ざきの昆虫採集記

社会人になりました。更新サボらないよう頑張ります。

2023奄美大島クワガタ採集記①

関空から2時間弱、我々は奄美の地へ。

3年連続となると何か懐かしさのようなものを感じる。

レンタカー屋のおばちゃんも我々のことを覚えていてくださり、事前に送ったトラップをあらかじめ積んだ状態でレンタカーを貸してくれた。非常にありがたい。

 

上々の滑り出しや!などと言いながら林道へ。

今回はコクワを狙うのでトラップを高所にかけていく。

ふと足元を見るとキノボリトカゲが。あらためて南国にいることを実感する。

褐色個体初めて見た。

 

 

いくつかトラップを仕掛け、ふと林道沿いのアカメガシワを見ると、なんとクワガタがついているではないか。写真を撮るのも忘れ、手づかみで採集。

アマノコあっさり採集。まだ木の下の方にいる。これも採集する。

なんかでかいぞこいつ!!車内で改めて撮影。70超えてんじゃね?いや確実に超えている。

車内で改めて撮影。70超えてんじゃね?いや確実に超えている。

ノギスを持ってなかったのでスマホアプリでガバガバ計測。

72mmを超えていた。嘘だろ、まだ飛行機から降りて1時間もたってへんぞ…

南西諸島はアカメガシワタブノキに集まるとよく言われているがはじめて樹液に来ているのを確認したため非常にうれしかった。

 

 

まさかのラッキーで上々の滑り出し。

気分が軽くなったので宿にチェックインを済ませ、ミカン畑へ。

昼間は草刈り作業中のおっちゃんが良くいるので、事情を話し夜に入っていいか聞くとあっさりOK。

なんならミカンの木に傷をつけるから持ってってくれとまで言ってくれた。

個人的な印象だが、彼らはちゃんと交渉すれば快諾してくれる。交渉の手間を省いて勝手に畑に入り、荒らされたらいい気分にはならないだろう。

しかもおっちゃんは鍵付きの畑にも案内してくれて、ここは人が入れないからクワガタもようけおるよと言っていた。

手入れされていない廃棄されたミカン畑の方が個体数は多いと聞くが、勝手に入っていいのかわからないし、情けないことにハブやらなんやらが怖い。ある程度整備されているところで安全に採集できればそれでいいのだ、我々はへっぽこ採集者なのでww

 

早速下見のために畑に入らせてもらう。

キノボリトカゲがいた。今度は緑色の個体だ。

樹液に集まる虫を捕食しに来ているのだろうか。

 

ふと枝が重なっている個所を見上げる

!!!!!!!

 

一瞬、何のクワガタか判別できなかった。しかしまぎれもなくそいつらはそこにいた。

真昼間に、ある程度整備されたミカン畑に。

アマミシカクワガタ

 

しかもペア!しかも大型個体!

採集禁止なのでくやしいが写真撮影のみで留まる。喉から手が出るほど欲しいが我慢する。

シカは原生林に近いところに生息し、同じようなところにコクワも多いと聞いていたので一気に期待が膨らむ。

おっちゃん、とんでもない畑持ってますな。

夜に期待し、宿で仮眠をとる。

 

まず夜はトラップの見回りへ。初日からそんなに来ないだろうとの予想を裏切り、ノコがそれなりについている。しかし昼間の個体を超える個体には出会えず、すべてリリース。コクワも来ていなかったので明日以降に期待。

 

おっちゃんのミカン畑は予想通りかなりのクワガタがいた。

スジブト、アマヒラの小型個体もそれなりにいたし、ノコギリもいたが目標に達する個体はおらず、コクワにも出会えなかった。シカはたくさんいたがwww

 

まあ、初日にノコギリ70アップ採れたし、無理する必要もないよなとMと話し合い、1日目は終了となった。

 

2日目は別のミカン畑も交渉の上探索していこうと話し、泥のように眠りについたzzz

 

 

初日結果

アマミノコギリ たくさん

アマミヒラタ ♂×4 ♀×1

スジブトヒラタ ♂×2 ♀×3

(アマミシカ ♂×3 ♀×4 確認のみ)

 

キープ個体 アマノコ1ペア、アマヒラ1♀

他は確認後、即リリース。